大腸内視鏡検査は、スコープを肛門から挿入して、大腸の内側を観察する検査です。これにより、ポリープやガン、炎症等をモニターで観察し診断出来ます。また、組織を採取し顕微鏡検査で癌の有無等を詳しく調べる事が出来ます。
検査は、月曜日から金曜日まで完全予約制とさせて頂きます。大腸内視鏡検査(大腸カメラ)をご希望の場合、検査に関する問診票にお答えいただきます。内容は、大腸内視鏡検査の経験の有無、また受けたことがある場合はその時の様子、現在かかっている病気普段飲んでいるクスリ、薬剤アレルギーの有無等です。前日のお食事の説明や下剤の説明も致しますので、事前に外来受診をしていただきます。(現在内服中のお薬がある方はお薬手帳を持参して下さい)
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⒈ 検査前日
検査食を食べて頂きます。午後9時以降は水分のみとして下さい(水・お茶のみ)。
事前の診察でお渡しした下剤を内服して頂きます。 -
⒉ 検査当日
朝食は摂らないで下さい。朝7時より下剤を飲み始めて下さい。服用から約1時間くらいで便が出始めます。2~3時間で便が水のように透明になります。昼の12時ころに来院して頂き、便がきれいになっていることを確認してから、検査開始になります。
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⒊ 検査
検査を開始する前に、腸の動きを抑える薬(鎮痙剤)を肩に注射します。
ベッドで横になった状態で検査を進めます。肛門から大腸カメラを挿入します。検査中は観察しやすくする為腸を膨らましますので、お腹の張りを感じます。検査中は会話が可能です。検査時間はおおよそ30分~60分程度です。途中ポリープが見つかれば、生検、ポリープ切除を行いますので検査時間が長くなります。 -
⒋ 検査後
着替えた後で、医師より画像を見ながら、結果説明をします。その後帰宅となります。送気のためお腹の張りを感じますが、1〜2時間程度で改善します。生検やポリープ切除をした方は7~10日後に結果説明を行います。ポリープ切除後、稀に切除部位から出血することがあります。検査後は激しい運動は避けて下さい。飲酒や熱いお湯での入浴は出血の原因となります。当日から2週間は、禁酒とし、激しい運動はお控え下さい。
観察のみ | 10,000円前後(3割負担) |
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ポリープ切除術 | 30,000円前後(3割負担) |