正常な「もの忘れ」とそうでない「物忘れ」の違い
もの忘れには、正常なものと認知症をうたがえるものがあります。正常なもの忘れと認知症によるもの忘れの違いの区別ができればよいのですが、現実にはなかなか難しいものです。これが全てではありませんが、認知症に気づくためには、次のような目安が役立ちます。
- もの忘れの為に日常生活に支障をきたしているか
- 本人が忘れっぽくなったことを自覚しているか
- もの忘れの範囲は全体か
日常生活で重要ではないこと(タレントの名前や昔読んだ本の題名など)を思い出せないのは正常の範囲内ですが、仕事の約束や毎日通っている道で迷うなどの場合は認知症のサインかもしれません。
自分でもの忘れの自覚がある場合は正常の範囲内ですが、もの忘れをしていることに気づかず、話の中でつじつまを合わせようとするようになるのは認知症のサインかもしれません。
経験の一部を忘れるのは正常の範囲内ですが、経験全体を忘れるのは認知症のサインかもしれません。
記憶・学習能力などにみられるサイン
もの忘れの範囲
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自覚
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学習能力
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日常生活
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幻想・妄想
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人格
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朝田隆著:「家族が認知症と診断されたら読む本」日東書院p.33より改変
―厚生労働省HPよりー